セミリタイアに対する家族の理解

セミリタイアは日本ではまだまだ少数派の生き方であり、家族の反対がネックになることは十分に考えられます。

我が家でもこの1年くらい、

「経済的自由を達成して早期リタイアすることを最近は”FIRE”って言うんだって」

「年間生活費の25年分を貯めて運用すれば、理論上は働かなくても生きて行けるらしい」

などと少しずつ妻に仄めかし、妻の反応を探っていました。これまでの反応は決して悪くなかったので、先日、意を決して自分が真剣に早期リタイアを検討していることを妻に伝えました。

その反応をひと言で表すと、私(妻)にメリットがないので賛成できない”です。

正直、少しは理解してもらえていると思い込んでいただけに、なかなかの衝撃でした。。

ただ、これで諦めるわけにいかないので、タイミングを見計らってさらに何度か聞いたところ、妻の不安・不満には大きく3つポイントがあることがわかってきました。

  • 金銭的に不安がある
  • 夫(福リーマン)にずっと家にいられるとやりづらい
  • 私(妻)だけ働くというのは不公平

これを少し掘り下げていきます。

金銭的に不安がある

金銭面の不安を解消することは、早期リタイアを目指すうえで一番重要かつ最低限の条件です。ここをクリアしないことには、そもそも議論すら成立しません。

具体的に妻から言われたのは、家族3人の基本的な生活費に加えて、

■子供の学費: 大学まで私立と仮定。中学受験の塾代も準備しておく。

■親の介護費用: 夫婦ともに両親が健在なため、将来的な介護リスクは4人分あり。

■海外旅行費用: 新型コロナが落ち着いたら2-3年に1回は海外旅行にも行きたい

などです。これはFPに資金計画を作ってもらい、その内容を見せて説明することで納得してもらいました。

夫(福リーマン)にずっと家にいられるとやりづらい

最初ははっきりとは言われませんでしたが、ずっと家で顔を突き合わせるのは嫌なようです。。

(決して夫婦仲が悪いわけではありません!!)

これについては、日中は私がなるべく外に出る、といったことも考えましたが、定年後に行き場がなくなったおじさんみたいでヤだな、と。さらに妻と話し合った結果、お互いのパーソナルスペースが確保できる広めの家への引っ越しを検討することで折り合いました。

でも、「夫が家にいるとやりづらい」、「息が詰まる」というのは我が家だけの話ではないようですね。私の職場にも、夫がリモートワークの日は必ず出社する、という女性は多いです。

また私の実家でも、私の父親が定年退職して毎日家にいるようになると、母親は大きなストレスを抱えているようでした。「あんな風にはならないようにしよう」と積極的に家事・育児を分担してきたつもりですが、それだけで解消できるものではないようです。

私(妻)だけ働くのは不公平

これも理屈ではなく、なんとなく不公平に感じてしまうようです。

妻は、と同様、新卒からずっと同じ会社で正社員として働いています。また妻は普段から「今の仕事に特に不満はない」、「何らかの形でずっと社会と繋がっていたい」と言っていたので、私が働いていようが、リタイアしようが、働くものと思っていました。

(そして、あわよくば妻の扶養に入れてもらおうと思っていました。。)

これについては、私と妻、両方がリタイアしても金銭的な不安はほとんどないことを説明するうちに、自然と妻の考えも変わってきました。今では

・働くにしても別に今働いている会社じゃなくてもいい

・社会と繋がるにしても、仕事だけじゃなく、住んでいる地域で繋がりを作ってもいい

というように考えが変わってきたようです。

我が家の場合、これまで将来のことをあまり具体的に考えていませんでした。この状態で急に「気が付いたらお金が貯まってたからFIREしたい」と言われても、家族が戸惑うのも無理はありません。

「どんな人生を送りたいか」「何を人生で大事にしているか」といったことは、普段から話して共有しておくべきだったと痛感しています。その点では、FIREを意識したことは、人生を見直す良いきっかけになりました。

これからも、人生を楽しめるように話し合いを続けていきます。

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